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ヒロド歩美が見たフィギュアスケート新時代 中井亜美の強心臓と佐藤駿の変化に「衝撃を受けました」 (3ページ目)

  • 堤 美佳子●構成 text by Tsutsumi Mikako
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【現場でポジティブオーラを放っていたのは?】

 GPファイナルの熱も冷めやらぬうちに行なわれた全日本選手権(2025年12月19〜21日)でも、中井選手は総合4位、佐藤選手は総合2位というすばらしい結果に。プレッシャーのかかる最終選考会を乗り越え、みごと初の五輪日本代表の座をつかみ取りました。

 今回、初めてフィギュアスケートの取材をして面白かったのが、ウォームアップエリアでの選手たちの過ごし方です。ひとり黙々と準備する選手もいれば、仲間と談笑してリラックスする選手もいて、本当に十人十色。

 なかでも印象的だったのは、GPファイナルの女王となったアメリカのアリサ・リュウ選手(アメリカ)です。試合直前とは思えないほどリラックスしていて、まるで学校の休み時間みたいに、壁に座ってスマホを触っているんです(笑)。私のような初対面のメディアにも「ハーイ!」と挨拶してくれるような陽気さで、あの場にいた全員をファンにしてしまうようなポジティブなオーラに満ちていました。

 中井選手や佐藤選手のような若い世代は、こうした世界のトップ選手たちとこれから何度も戦っていくことになります。島田麻央選手(木下グループ)のように、ジュニアで無敗を誇る同世代やさらに若い世代もすぐあとに続いています。

 新しい時代の選手たちが、五輪という最高の舞台でどんな輝きを見せてくれるのか。キャスターとして、その瞬間、その物語を、現地の熱気とともに皆さんにお届けできることを、今から心待ちにしています。

中編につづく

<プロフィール>
ヒロド歩美 ひろど・あゆみ/1991年10月25日生まれ。兵庫県宝塚市出身。早稲田大学国際教養学部卒業後、2014年に朝日放送テレビ(ABCテレビ)入社。2016年に『熱闘甲子園』のキャスターに就任。その後は『サンデーLIVE!!』『芸能界常識チェック!〜トリニクって何の肉!?〜』『芸能人格付けチェック』などに出演。2023年からフリーとなり、現在まで『報道ステーション』のスポーツキャスターを務めている。2026年2月6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季オリンピックのテレビ朝日系中継番組では、松岡修造とともにキャスターを務める。

著者プロフィール

  • 堤 美佳子

    堤 美佳子 (つつみ・みかこ)

    ライター・編集者・記者。1993年、愛媛県生まれ。横浜国立大学卒業後、新聞社、出版社を経てフリーランスとして独立。ビジネス誌を中心にインタビュー記事などを担当。学生時代は埼玉西武ライオンズ一筋で、現在はラグビー観戦にハマりつつある。

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