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坂本花織の「銀メダル以上」に立ちはだかるアメリカの世界女王とロシアの18歳【ミラノ・コルティナ五輪】 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi

【ハイスコアを持つ世界のライバルたち】

 銀メダル以上を狙う五輪で、坂本のライバルとなるのは今回、中立国枠で出場してくるロシアのアデリア・ペトロシャンと、2025年世界女王で今季GPファイナル優勝のアリサ・リュウ(アメリカ)になるだろう。18歳ながらロシア選手権3連覇中のペトロシャンはトリプルアクセルと4回転ルッツ、4回転トーループを跳び、2024年ロシア選手権は262.92点の高得点を出している。

 だが今季のロシア選手権はトリプルアクセルを入れたSPは86.52点で、フリーでは4回転ルッツと4回転トーループがミスになり合計235.95点だった。また、ミラノ・コルティナ五輪最終予選では1位になったものの、大技を封印し、安全策を取って209.63点にとどまった。

 五輪では彼女がどんな演技をし、ジャッジがどう評価するかという点が注目されるが、初めて経験する世界の大舞台で緊張感もあるだけに、坂本にもつけ入る隙が出てくる可能性もある。

 一方、リュウも自己最高得点は3シーズンぶりに復帰した昨季の世界国別対抗戦の226.67点だが、まだまだポテンシャルがある。昨季の世界選手権や今季のGPファイナルを制した強さとともに、GPファイナル後に映像を公開したトリプルアクセルを大舞台で使ってくるか、見どころになってくる。

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