りくりゅうの関係性に変化? 木原龍一「最近は尻に敷かれるように...」 三浦璃来「違う、違う(笑)」 (2ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【ゆなすみ・さえルカの魅力】

ーーカナダでは三浦選手が後輩選手たちをとてもかわいがってお世話していると聞いています。おふたりから見て後輩のゆなすみ(長岡柚奈&森口澄士)と、さえルカ(清水咲衣&本田ルーカス剛史)はどんなペアですか?

三浦 若いので、すごくパワフルですね。

木原 若いって言っても世代一緒でしょ(笑)。

三浦 あはは。そうなんですけど、あの(平均年齢が)......ね!

木原 若いころからいい環境で、いいパートナーと滑るのはすばらしいことだなと思いますし、やっぱりみんなかわいいですよね。

三浦 さえルカは、ショートプログラムの『白鳥の湖』が個人的にすごくお気に入りです。表現の仕方が本当にすばらしいと思っています。ゆなすみのショートも好きで、笑顔とリズム感がすごくいいなと思って私は見ています。

この記事に関連する写真を見る

木原 咲衣ちゃんは曲がかかると雰囲気が変わるんですよ。「彼女はふだん滑っている時と、プログラムを滑っている時はまったく別人だね、すごいね」とコーチやみんなも話していました。男子はふたりともまだ始めたばかりですけど、技術力は確かなものを持っていると思うので、すごく楽しみです。

三浦 女子はふたりともすごく努力家です。私自身はスロー3回転ジャンプの習得が遅かったんですけど、ふたりはシングル選手というのもあって、始めてすぐにスロー3回転ができていたのですごいなと思っていました。

木原 男子は見ていて、僕が通ってきた苦労の道を通っているんだろうな、と。彼らの苦労はものすごくわかりますし、ルーカスくんを見ていても、「ああいう時は自分にもあったな」と思いながら常に見ていますね。ペアは1日、2日でできるものではないので、彼らがこのまま努力し続けていったら、すばらしいものになるんじゃないかなと思っています。

 澄くんは本当に高い技術力を持っています。始めて数年で今のレベルを持っているので、将来すごく楽しみだなと思いますし、僕自身も彼らに負けないようにやっていかないといけないなと刺激になっています。

この記事に関連する写真を見る

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る