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「鍵山優真を思うあまり保守的になっていた」。振付師・佐藤操が語る北京への道 (4ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • 能登直/JMPA●撮影 photo by Noto Sunao/JMPA

 コロナ禍でのリモートでのプログラム作りは本当につらかったと思いますが、限られた時間を絶対大事にして、一秒も無駄な時間をなくしてやっていた。彼はこういう経験をいい方向に変えられるので、『つらかった』ではなく、『僕に根性がついた』『自信を持てた』になっていると思います。周囲のサポートや協力を裏切ることなく最後までやり抜いてくれた。あのかわいかった優真が、北京オリンピックの時の映像を見たら『あら、すごく男らしくなったな』と思いましたね。

――最後に、今後の活躍も期待される鍵山選手へのエールをお願いします!

「私が『今は優真の遠い親戚のおばちゃんだと思ってる』と話したら、笑っていました。私は優真が大好きで紛れもない大ファンです。みんなに愛される性格なので、たくさんの人とこれからもっと関わってもらい、愛されるスケーターのひとりになってくれればいいなと思っています」

佐藤操さんが鍵山選手について語った記事は4月25日発売の『Sportiva 日本フィギュアスケート 2021-2022シーズン総集編』にも掲載!

佐藤操(さとう・みさお)
1970年10月18日生まれ。東京都出身。元アイスダンス選手の振付師。選手の個性とキャラクターを引き出す魅力溢れる振り付けが得意。鍵山のほか、話題になったプログラムに田中刑事のエキシビション『ジョジョの奇妙な冒険』などがある。

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