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坂本花織が明かす五輪銅メダルから世界選手権金メダルの舞台裏。試合前に涙を流した理由 (4ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamaoto Yumeko
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

――シーズンの初めの頃は新しいフリーが難しいということで、プログラムを以前使っていた『ピアノレッスン』に戻していましたね。その後にまた『WOMAN』に戻しましたが、どうやってプログラムの完成度をあげていったのでしょう。

 試合を重ねることも大事ですが、毎日の練習で曲をかけて、先生からアドバイスをもらったりする積み重ねで自信をつけてきた感じですね。全日本くらいにようやく自信がついてきました。

――フリーは自立した大人の女性のイメージもありました。そういう女性になれたと思いますか。

 なれたかなぁ......。わかんないです! 「なれてるな」と思ってくれたらOKです!(笑)

――そして、メダリストオンアイスで初披露したエキシビションナンバー『タンゴアモーレ』についてですが、振付師はどなたですか。

 佐藤操先生です。久しぶりの操先生。「くノ一」(EX曲『迅』)以来です。これまではピシッピシッとした動きが多かったので、『タンゴアモーレ』は、(身体のラインの)ウェーブを作るのがめっちゃ難しかったです。タンゴはもういい、難しい!(笑)。アイスダンスやペアならできるけど1人ではなかなか......。すごくスケートが上手い人じゃないと見せられないと思います。

――では最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

 今年は小さい大会は無観客でしたけど、全日本はさいたまスーパーアリーナで多くの方が来てくださって、見てもらえる機会がどんどん増えてきました。拍手をもらうと選手はみんな気持ちがすごく上がるので、みなさんの応援がとてもありがたいと感じています。今後も応援していただけると大変ありがたいです!

――来年の世界選手権は、さいたま市ですしね。

 2019年ぶりですね()。ホームでの世界選手権は緊張します。まずは代表になれるよう、ここからまた頑張っていきたいと思います。
※2019年世界選手権では5位

【画像】坂本花織・北京五輪フォトギャラリー(20枚)

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