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宮原知子が語る五輪シーズンへの思い。「自分を信じられなかった」時期を乗り越え、「緊張とうまくつき合えるようになった」 (5ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Getty Images

ーー平昌五輪で思い出す景色があるとすれば? 

宮原
 どれかひとつって言われると......ショートもフリーもですが、他の選手と並んでリンクに入ると、観客席の上に五輪マークが見えるんです。そこで、"本当に自分はオリンピックに来たんだな"って実感しました。だから、思いつくとしたら、その風景ですね。

ーースケーターとして"終わりの風景"は見えていますか? ずっと滑り続けたい気持ちもあると思いますが......。

宮原
 ずっと滑っていたい、というのはないです。でも、まだ終わりは見えていないし、今は考えられないですね。

ーー最後に、宮原選手にとってフィギュアスケートとは? 

宮原
 フィギュアスケートは、宮原知子です。今ぱっと思いついたんですが、本当に今はそれしかないなって。学校とかそういうのも、すべてスケートのために頑張ってきた感じなので、スケートありきの生活をずっと続けてきて。イコール自分という感じです。

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