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髙橋大輔&村元哉中が進む曲がりくねった道。全日本の経験を次に活かす (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 ところが、ステーショナルリフトで髙橋が手をつき、その後のツイズルでもよろめいてしまう。

「感じとしては落ち着いていたんですが、ミスが出てしまって。ツイズルに関しては(11月の)NHK杯でもミスしていて、それが過緊張になったと思うんですが。何が原因か、感触はよかったので、あとで映像を見て確認するつもりです。かなり悔しいですけど、この経験を次に活かすしかないと思っています」

 髙橋は口惜し気に振り返った。わずかな狂いがミスになるということか。それでもコレオを集中して滑って、曲の高まりとともにフィナーレを飾っている。

 フリーは84.03点と得点が伸びずに3位だったが、トータルで151.86点と2位で表彰台に立った。コロナ禍でのデビュー2戦目。直近のNHK杯から多くの変更点があり、村元のアクシデントもあった中、及第点と言えるだろう。

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