織田信成から刺激をもらった宇野昌磨。次戦へ向けて表情は明るい
10月6日にジャパンオープン2018がさいたまスーパーアリーナで開催され、チームジャパンがチームヨーロッパ、チームノースアメリカを上回り優勝した。
日本が優勝を決めた直後の場内インタビューで、宇野昌磨はこう話して苦笑していた。
「織田くんが、僕がロンバルディア杯のフリーで出した以上の点数だったので、それより低い点数を出してしまったら、違う意味で立場がなくなってしまうなと思って滑っていました」
ジャパンオープンで男子1位の得点を記録した宇野昌磨 昨年は日本が2位だったこの大会で、今年もっとも会場をわかせたのは、プロスケーターの織田信成だった。
織田は昨年、「この大会に出るのは最後」と話していたが、「ルールが大幅に変わったのでもう一回やってみたいと思った。すごくいい点数を出した2016年は4回転を2本やるのが目標でしたが、今年はお客さんと盛り上がりたいというのがテーマ」と出場を決めた。
演技終盤には『ヤングマン』の曲に乗って観客をさらに盛り上げ、4回転トーループ+3回転トーループ、3連続ジャンプを含む2本のトリプルアクセルもきっちり決め、ノーミスの演技で現役時代の自己ベストにあと少しまで迫る176.95点を獲得したのだ。
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