2018.10.08

宮原知子、坂本花織は「ザギトワとの
30点差」をどう縮めていくか

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 日本チームが2年ぶり9度目の優勝を飾ったジャパンオープン。平昌五輪代表の宮原知子坂本花織が参戦した女子は、坂本が130.28点で2位、宮原が127.99点で3位となり、及第点の成績を残した。ただし、1位の五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)が叩き出した159.18点(参考記録ながら世界最高得点)には30点近い差をつけられており、10月下旬から始まるグランプリシリーズ(GP)に向け、もう一段レベルアップする必要があるだろう。

今シーズンはジャンプの修正に取り組んでいる宮原知子 全日本女王の宮原は、さらなる向上が必要であるということを痛感していた。

 五輪シーズンの昨季は、股関節の大ケガからぎりぎりのタイミングで復活。競技生命をかけた戦いを重ねてたどり着いた念願の五輪舞台では、ショートプログラム(SP)、フリーとも完璧な演技を披露し、自己ベスト更新で4位となった。

 表彰台まであと一歩。達成感と悔しさを味わったことで、自分に何が足りないかを見つめ直してきた。その結論が、回転不足を取られてしまうジャンプの改革だった。「自分がやらなければいけないことに積極的に取り組んで、チャレンジしていくこと」を今季の目標に掲げて、ジャンプの修正に意欲的に取り組んでいるという。

「オフシーズンから、とにかくジャンプを中心に練習して、跳び方を見直しています。どのジャンプもしっかりエッジで降りてくる意識と、跳ぶ瞬間、上に跳び上がるようにすることです。練習でも、体にはまっているときはいい感じで何回もできていますが、その感覚がまだしっかりとつかめず定まっていないので、それを安定させることが一番難しいところです。