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チェン、宇野、ハビエル、チャン。
強力ライバルが羽生結弦を刺激する (2ページ目)

 トップを争ったふたりの戦いは、フリーに向けた最終グループの公式練習の時から熱く盛り上がっていました。他の選手が練習を切り上げるなか、羽生選手とチェン選手のふたりが最後まで残って、時間いっぱいまでジャンプの練習をしていました。

 羽生選手は、ソチ五輪をはじめ、世界選手権、グランプリファイナル、全日本選手権など、数々のタイトルを獲得してきましたが、四大陸選手権だけはまだ優勝したことがありません。「今年こそは四大陸のタイトルを獲りたい」と燃えていたので、フリーを終えて結果が出た時は本当に悔しそうでした。

 そんな羽生選手に「It's OK!」と声をかけていたブライアン・オーサーコーチの姿が印象に残りました。今シーズンは世界選手権が残っていますし、羽生選手は「全部勝ちたい」という気持ちが強いようですが、ピークのもっていきどころを、いかに平昌五輪に合わせるかということもやはり重要です。

 平昌五輪に向けて、本番と同じ会場の「江陵アイスアリーナ」の氷の感触をつかむこともできた羽生選手。メインリンクとプラクティスリンクの氷の質が少し違うため、プラクティスリンクに慣れすぎないよう注意は必要ですが、滑りにくさは感じなかったようです。

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