樋口新葉にチャンス。宮原なき四大陸
フィギュアはフレッシュな顔ぶれ (4ページ目)
また、急成長を見せて上位争いに顔を出しそうなのが、新全米女王のカレン・チェンだろう。17歳の若さで、勢いに乗ったら強敵になる可能性もある。そしてアメリカでもうひとり気になるのが、今季のスケートアメリカで2位になった容姿端麗なマライア・ベルだ。全米選手権で3位に食い込み、代表切符を手にした20歳。基本に忠実なしっかりしたスケーティングが持ち味で、癖のないきれいなジャンプを跳ぶ。初出場の四大陸選手権でどんな演技を見せるか、注目のひとりとして挙げておきたい。
いずれにしても、日本勢3人が自ら思い描いた演技を存分に発揮すれば、表彰台に立てる可能性は十分ある。平昌五輪の会場で滑ることにより、本番のひのき舞台に戻ってくるイメージを作り、次なる目標の原動力にしてもらいたいもの。今回の四大陸選手権は、新しい風が吹きそうな予感がする。
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