現役続行の浅田真央。待ち受ける現実と引き受ける覚悟 (4ページ目)
「最終的には自分がやりたいという気持ちが出てきたから、こうしていま試合に向けて練習を再開しました。自分の目標を達成するには強い気持ちがなければ達成できないと思うので責任を持ってやっていきたいです。この先何があるか分からないですけど、今は目標に向かって突き進んでいます。復帰戦はまだ分からないです」
「2018年の平昌五輪については、何が今後起こるか分からないので、うまくいけば試合に出られるかもしれないですし、出られないこともあり得ると思うので、今の時点ではオリンピックは考えていないです。今は最低でも昨年の世界選手権までのレベルに自分を持っていく目標に向かって練習をやっています」
「私は今までトリプルアクセルが跳べるということでそれを強みにしてきましたけど、もちろん今の時代、ジャンプのレベルが上がっていますので、私もそれに追いつけるように練習をしています。ただ、それだけではなく、やはり24歳でスケート界の中ではベテランの域に入ってきているので、ジャンプの技術も大切で落とさないことが目標ですけど、それだけではなくて、大人の滑りができればいいな、と。自分の滑りを見てもらいたいと思います」
フィギュアスケートと切っても切れない関係をつなげてきた浅田真央が、果たしてどんな姿で復帰戦のリンクに立つのか。その日を楽しみに待ちたいと思う。
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