【ボクシング】井上尚弥vs.中谷潤人を米識者10人が予想 モンスターの勝利予想も多いが「中谷が井上をストップする」という意見も (4ページ目)
サルフェンは黒縁の眼鏡をかけ直しながら、訥々(とつとつ)と低いトーンで話した。
「井上の最大の武器は爆発力だ。ダウン後、カルデナスの左フックを警戒しながら巧みにコントロールして沈めたのは彼らしい。でも、実力的に格下である選手に倒されたのも事実。ディフェンスに問題があるように思えてならない。
一方の中谷は、長身でリーチのあるサウスポーだ。ファイティングスピリッツも確かなものを持っている。何よりも井上より5歳若い点がアドバンテージだよ。何ラウンドかはわからないが、私は中谷が井上をストップすると見る。中谷のパンチは、カルデナスやネリより危険だからね」
(後編:井上尚弥と中谷潤人の対決は「"WAR"になる」と米識者 「井上はバンタム級時代のほうが特筆だった」との声も>>)
著者プロフィール

林壮一 (はやし・そういち)
1969年生まれ。ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するもケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。ネバダ州立大学リノ校、東京大学大学院情報学環教育部にてジャーナリズムを学ぶ。アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(以上、光文社電子書籍)、『神様のリング』『進め! サムライブルー 世の中への扉』『ほめて伸ばすコーチング』(以上、講談社)などがある。
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