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齋藤彰俊が引退を決意した、同志・潮崎豪との激闘 最後の試合では「ノアとは何か? を伝えたい」 (4ページ目)

  • 松岡健治●取材・文 text by Matsuoka Kenji

 激動の約34年のレスラー人生。11月17日、愛知県体育館で引退する。ただ、運命の日を前にしても、齋藤は"ラストマッチ"と感慨に浸ってはいない。

「ノアとは何か? を伝えたいです。自分のなかでは、三沢さんが貫いた闘いが心のどこかにないといけないと思っています。三沢さんの闘いは、人間の器の大きさを見せるプロレス。あのすさまじい"受け"がその象徴です。だから自分も、ゴングが鳴るまでは『ノアとは何か?』を問いかけるために、伝えるために全力疾走します」

【プロフィール】

■齋藤彰俊(さいとう・あきとし)

1965年、宮城県仙台市生まれ。W★ING、平成維震軍を経て2000年よりノアに参戦。2002年9・23日本武道館でGHCタッグを獲得。2006年にノア所属となるが2012年から再びフリーとなり継続参戦。2014年6・13後楽園での試合後、再入団の誘いを受けて約2年半ぶりにノア所属となり、2018年7・28後楽園ではGHCタッグへ挑戦して約6年ぶりの同王座戴冠を果たした。2019年に井上雅央と「反選手会同盟」を結成。今年1月、潮崎豪が結成した「TEAM NOAH」に加入。同7月13日に日本武道館で行なわれた潮崎戦の終了後、引退することを表明した。

■11月17日(日)開催の齋藤彰俊 引退試合

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【写真】ケンコバのプロレス連載 試合フォトギャラリー

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