「母でも金」への憧憬 柔道家・阿部詩が目指す競技者として、人間として、女性としてのあくなき探求心 (2ページ目)

  • 佐藤温夏●取材・文 text by Sato Yoshika
  • 村上庄吾●写真撮影 photos by Murakami Shogo

【リフレッシュはエステと登山】

――高いレベルで競技を続けるには、競技から離れた時間を充実させることも重要だと思います。最近、練習や試合の後のリフレッシュで何かしていることはありますか。

「最近は自分磨きといいますか、エステにはまっています」

――エステにもいろいろありますが、どんなジャンルなのかうかがってもよいですか?

「フェイシャルですね。1カ月に1回とか、大事な試合が終わった後にサロンに行ったりしているのですが、ピーリング(角質取り)をしたあとなど自分の肌が明らかに変わったりするのを見るとすごく気分が上がります。柔道では味わえない感覚なのでリフレッシュになりますね。

 ほかには温泉に行ったり、服を見たり買ったりするのが好きなのでショッピングに行ったりしています。あと最近は自然の中にいるのが気持ちいいなぁと思うので、そういう時間を作ったりしています」

――自然を感じるというのは、例えば都内では緑の多い公園に行ったり。

「東京ではなかなかそういう場所を見つけにくいので、地方に合宿に行ったときに滝を見に行ったりとか、山に登ったりとかですね。そういうのはすごく好きです」

――登山をされるんですね。お気に入りの山や景色はありますか?

「めっちゃ、簡単にすぐ登れて、しかも登った! という感覚になれるのは高尾山です。都心から車で1時間くらいで行けてすぐに登れるのですごくいいです」

――高尾山の山頂には茶屋がいろいろありますよね。お気に入りのお店などありますか。

「山頂では何かを食べたりはしないのですが、好きなのは麓にあるお店の自然薯そばです。それは降りてきたあと必ず食べています」

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