寺地拳四朗vs京口紘人を海外記者4人が予想。「拳四朗の判定勝ち」が多数も、ほぼ互角で京口にも勝機あり (3ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Kyodo News

Q3.統一戦に勝利した者は今後、どんな道を進むと予想するか?

ドノバン : 京口が勝ったとすれば、ライトフライ級に残り、アンダーカードに登場するWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との対戦といった統一戦路線に進むのではないか。それに対して拳四朗のほうは、勝っても負けてもフライ級に上げ、さらなる挑戦を目指す可能性が高いと見ている。

グレイ : 勝者がフライ級に上げ、前WBO世界フライ級王者の中谷潤人(M.T)と対戦すれば最高のカードだっただけに、中谷が王座を返上して昇級したのは残念だった。中谷は減量が厳しかったのであれば仕方ないが。今戦の勝者には、ライトフライ級WBO王者のゴンサレス、IBF王者のシベナシ・ノンティンガ(南アフリカ)といった対立王者と、統一戦を盛り上げてほしい。

トロ : 今戦の勝者はライトフライ級のトップとなり、フライ級への昇級を前に統一戦が視野に入るはずだ。勝者はアンダーカードで行なわれるゴンサレスvs岩田翔吉(帝拳)の勝者と3団体統一戦を行なうことになるのではないか。その後、4団体が統一されるのかどうかは予測できないが、少なくとも、もう1戦は統一路線が続くと見る。

ゴンサレス : 今回の試合は期待通りの激闘になり、リマッチが考慮されるのではないかと思う。そうならなかった場合、勝者はゴンサレスvs岩田の勝者との3団体統一戦に進むだろう。いずれにしても、この階級ではまだまだエキサイティングなカードが組まれるはずだ。

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