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三浦孝太はブアカーオの「愛のムチ」に教訓を得た。自身のタイでの人気ぶりには「すべての人に声をかけられる感覚」 (2ページ目)

  • 池田鉄平●取材・文 text by Ikeda Teppei
  • 撮影●興梠真穂 photo by Korogi Maho

――ある意味、格闘家として初めてのプレッシャーだったかもしれませんね。

「2回試合を欠場したことで、ちょっとナーバスになりましたね。ファイターとしてスタートを切ったばかりの時は、そこまで大きなプレッシャーを感じることはありませんでしたから」

――そんな中、8月にタイのラジャダムナンスタジアムでブアカーオ選手とエキシビションマッチを行ないます。所属するBRAVE GYMのYouTubeチャンネル「BRAVE GYM OFFICIAL ヘラクレスチャンネル」では、タイの空港でものすごい歓迎を受けている様子が流れていました。

「そうですね。タイや東南アジアでは、想像以上に自分のことを知っている人が多くてビックリしました。それも、男女関係なく。どこを歩いてもすべての人に声をかけられるような感覚です。日本だと5人にひとりくらいは気づくかなという感じなのが、向こうでは全員集まってきちゃう。

 うれしかったですけど、少し歩きづらかったので基本は車で移動していました。タイの熱狂度は日本とはまた違う。それをまた肌で感じたいので、また海外で試合もしたいです。その熱狂をRIZIN、日本の格闘技界に持ち込めたらいいですね」

――タイ遠征の動画はファンによってTikTokで流され、東南アジアですごく"バズった"そうですね。

「自分はTikTokをやってないのでわからないんですけど、友達から『バズってるよ』とよく聞きます。TikTokをやるのもありかな、と少し考えています」

――三浦選手のInstagramのフォロワーは約73万いますが、海外の方の割合はどのくらいですか?

「日本が一番多いんですけど、その次にタイ、ベトナムと東南アジアが多いですね」

――海外も含めてそこまで人気が出ている理由を、どう自己分析していますか?

「自分で言うのもなんですが......Instagramでは普段の自分というか、ルックス以外出しているものがないので、そこが評価されてるんですかね。音楽活動もしてないですし、格闘技の試合もまだ1戦しかやってないので、外見だけで食いついてもらえたんだと思います。だからこそ、それ以外の魅力にも気づいてもらえるようにしないといけないですね」

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