皇治が因縁の梅野源治とRIZINで再戦。ヒジ有りルール要求には「身の程をわきまえろ」 (4ページ目)
――冬眠を宣言してから休んでいた期間はいかがでしたか?
「『こんな楽なことはない』と思いましたよ。コロナ禍で気をつけながらですが、遊びたい時に遊んで、女の子ともご飯に行って。シンドイことをせずに自由にできる。でも、やっぱりどこかで引っかかるものがありました。『このままじゃ死ねない』と」
――これまで、いろんなものを手に入れてきたと思いますが、今は結果がほしい?
「究極の負けず嫌いなんです。32歳になって、表ではその部分を見せないようにもなったけど、ひとりになったりしたらボロボロ涙が出ますね。マジで孤独感がある。そこでチャラけて逃げることは簡単です。俺の夢は『有名なって、お金を手にすること』だったから、『もう果たしたわ!』とも言えるし、次の人生に挑んでもいいとも思う。でもやっぱり、結果を出すまではなかなかそっちにはいけないんですよ」
――皇治選手が、陰で泣いているイメージを持っている人は少ないでしょうね。
「『女の子の腕の中で泣いてる』とか、冗談で言ったりしますけどね(笑)。でも、去年はホンマに悔しかったなぁ......。大晦日のRIZINも、まあ全選手がそうだろうけど、『敗けるわけがない』と思ってやってたんで。お金、期待、命も懸けてリングに上がってるから、背負うものが多くなったからこそ悔しさも倍増したのかもしれませんね」
「白黒はっきりつけます」
――オファーから試合までの期間がかなり短いですが、試合までに仕上げられそうですか?
「準備期間が20日間だから、みんな不可能やと思うでしょうね。ぶっちゃけ、本来は5月頃に復活しようかなと思ってたんですけど、『それが2カ月早まっただけでしょ』と今は思ってます。大会も俺が出ることによって、おそらく話題になってると思うんでね。
今回、お客さんを呼べるのは萩原(京平)選手くらいだったんじゃないかな。プロの世界は強いのはもちろんだけど、集客力も大事。プロは両方ないとあかん。俺はお客さんを呼ぶことはできると思うんで、あとは結果ですね」
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