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皇治が因縁の梅野源治とRIZINで再戦。ヒジ有りルール要求には「身の程をわきまえろ」 (2ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

「バッティングしてしまう可能性は大いにある」

――魔裟斗さんを育てたトレーナー陣、飯田裕トレーナー(ボクシングトレーナー)、土居進トレーナー(フィジカルトレーナー)らとの練習ですか?

「そうですね。ガッツリやってます。あとは古巣の『SFKキックボクシングジム』の寒川(慶一)代表も。 K-1に上がるまでずっと見てもらってたので、そこでは『昔の動き』をするために見てもらってます」

――昔の動きというのは?

「昔ね、俺はアウトボクサーやったんですよ。試合後も顔に傷がないくらいだったのが、最近はボロボロなんで。もちろんファンが激闘を見たいのはわかってるし、そういうスタイルに変えて戦えたからここまで来させてもらったんだけど、殴り合いをし過ぎやなと。やっぱり勝たないといけませんからね。昔のスタイルと、今のスタイルを掛け合わせた新しい戦い方を作ってます」

――飯田トレーナーがついたのは、前回の梅野選手との試合のあとですよね?

「去年の10月からスタイルを作ってる最中で、『普通はそんな早く完成しない』と言われているから、今回の出場は反対されてます。でも、そこで挑むのも俺らしいなと。バッティングしてしまう可能性は大いにありますよ(笑)。これね、『開き直ってる』ってよく言われるんですが、そうじゃないんですよ。それを改善するために冬眠してたのに、無理やり起こしてきたんやから。1回のバッティングはアリ、くらいにしてもらわないと(笑)。ホンマにわざとじゃないし、改善しようと必死で頑張ってます」

――会見で顔を合わせた、梅野選手の印象は?

「まぁ、ひょっとこ(皇治は梅野のことを"ひょっとこムエタイ"と呼んでいる)は、『俺に感謝せぇよ』って感じですよ。『ヒジ有りのルールで』とか言ってましたけど、そもそも俺が出る決断をしなかったら彼は試合ができないし、RIZINのリングにも上がれないわけだから。『身の程をわきまえろ』と思ってます」

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