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蝶野正洋の神対応も経験。サイン入りプロレスカード4000枚所持芸人の目標 (2ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文・撮影 text & photo by Ozaki Mugiko

――SNSを見ておくのも、サイン集めには重要なんですね。

宮澤 サイン集めは、SNSの情報が命です。そこで出演するイベントなどの情報を書くということは、会いに行ってもいいということですから。

――そういう時のために、プロレスカードは常に持ち歩いているんですか?

宮澤 「ここなら出会いやすい」という人もいて、例えばDDTプロレスリングが経営するエビスコ酒場だったら、当然DDTの選手たちがご飯を食べに来ることが多い。新宿方面に行く時は、DDT勢のカードを持っていくことが多いですね。

【最高レスラー#4】ドン・フライ

――4人目は、PRIDEでも活躍したドン・フライ選手! サイン、シンプルですね(笑)。

宮澤 外国人レスラーの方のサインはシンプルなのが多いです。フニャフニャで、「本当にサイン?」みたいな人もいますね。

――ドン・フライ選手はどんな方でしたか?

宮澤 UFCでチャンピオンになったあと、1997年に新日本プロレスに参戦したわけですが、最初は小川直也選手のライバルで、ヒールだったんですよ。卑怯な手を使ったり、馬乗りになってパンチを入れてレフェリーが止めてもやめないとか。蝶野(正洋)さんのヒールユニットTEAM 2000にも加入していますしね。PRIDEに参戦してからは大歓声を浴びる人気者になるんですが、新日本にいる時は憎まれ役でしたね。

――サインもらうのも、勇気がいりそうですが......。

宮澤 でも、当時から会場での入り待ち、出待ちとかで恐る恐る近づくと、意外とファンサービスをしてくれました。日本のプロレスカードにすごく興味があるのか、いつも持っていったカードの表と裏をまじまじと見るんですよ。2、3種類持っていくと「Oh!」と反応もよくて。ただ、それだけならいいんですけど、「このカードをくれないか」と言われるのは参りました。

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