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蝶野正洋の神対応も経験。サイン入りプロレスカード4000枚所持芸人の目標 (4ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文・撮影 text & photo by Ozaki Mugiko

――蝶野さんには怖いイメージもあったので、意外でした。

宮澤 ですよね。新日本の「黒のカリスマ」と呼ばれて、nWoからTEAM 2000というヒールユニットでやってきて、僕も最初は怖い人なのかなと思っていました。でも実際は、"闘魂三銃士"の中でも一番ファンサービスがよかった。武藤(敬司)さんも橋本(真也)さんも優しいんですけど、2人はタイミングがよければサインしてくれる感じでしたから。

――これで予定の5人は最後ですが、ちょっと怖いイメージだと、前田日明さんはいかがですか?

宮澤 前田さんもかなりファンサービスがいい方です。僕だったらプロレスカード、他のファンで昔のパンフレットなどにサインをお願いする方もいますが、書きながら「これは(ドン・中矢・)ニールセンとやった時で......」と、エピソードを話してくれるんですよ。写真を撮る時も、必ず肩を組んでくれますね。

――それはうれしいですね! すでに多くのサインをお持ちですが、今後、この選手のサインがほしい、何枚集めたいといった目標はありますか?

宮澤 小杉俊二 さんというすでに引退されている元レスラーで、現在、佐渡島で酒蔵をやっている方がいるんです。(獣神サンダー・)ライガーさんのひとつ上の先輩で、ヤングライオン杯(新日本プロレスの若手登竜門のリーグ戦)の第1回の優勝者です。コロナ禍が落ち着いたら、佐渡島にひとり旅がてら会いに行きたいですね。小杉さんのカードは1種類しかないんですが、それにサインをもらうために佐渡島まで行くっていうのが、ロマンかなと思います。

――佐渡島に行ったあとに、そのお話も聞いてみたいです。今回はありがとうございました!

***

 サイン収集は、あくまでプロレスカードにこだわるという宮澤さん。夜、自宅でファイルをパラパラとめくり、「あの時はこうだったな、ああだったな」と思い出しながらお酒を飲むのが楽しみだという。プロレスについて語る宮澤の目は、少年のように輝いていた。

【プロフィール】
■宮澤聡(みやざわ・さとし)
1984年5月17日、東京都台東区生まれ。マセキ芸能社所属。2008年、お笑いコンビ・ジグザグジギーを結成。「キングオブコント」2013、2016ファイナリスト、NHK「オンバト+」第4代チャンピオン等、受賞歴多数。10歳からプロレスカード収集を趣味とし、現在までに集めたレスラーのサイン入りプロレスカードは4000枚に及ぶ。
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