井上尚弥に続くスター候補。米で「すこぶる評判がいい」日本人ボクサー2人

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke

 そのほか、すでに世界ランキング・トップ10に入っているスーパーバンタム級の勅使河原弘昌(三迫ジム)、ライト級の吉野修一郎(三迫ジム)にもチャンスがあるかもしれない。また、少し"先物買い"になるが、『リングマガジン』のフィリピン系アメリカ人記者であるライアン・サンガリア氏が、「アマ3冠」の実績がある木村廉太郎(駿河男児ボクシングジム)の将来性を大絶賛していたことも記しておきたい。

 今回は米リング未経験選手に絞って話を進めたが、前述のトップランク社組に加え、岩佐亮介(セレスジム)、井岡と亀田和毅(協栄ジム)、小原佳太(三迫ジム)ら、アメリカでの試合経験がある選手たちに再び声がかかる可能性も十分にある。

 このように、日本のトップボクサーたちにアメリカから熱視線が注がれる時代になったことを素直に喜ぶべきだろう。井上に続き、近いうちに大きな話題を呼ぶ選手が現れるのか。"プロフェッショナル"な日本人ファイターたちが、2021年も米リングで大暴れすることを期待したい。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る