2020.12.30

朝倉海vs堀口恭司の行方は? 髙田延彦が注目ポイントを語る

  • 瀬川泰祐●取材・文 text by Segawa Taisuke

髙田延彦のRIZIN.26展望 前編

 今年も注目カードが目白押しのRIZIN.26。その中でもやはり、メインカードの朝倉海と堀口恭司によるバンタム級タイトルマッチを楽しみにしているファンは多いだろう。

 昨年8月には朝倉海が1回KO勝ちを収め、同年の大晦日に再戦がある予定だったが、堀口のケガで実現しなかった。堀口の長期離脱を経て実現したリマッチの観戦ポイントを髙田延彦氏が熱く語った。

前回の対戦では朝倉海(左)が堀口恭司(右)に1回KO勝利 Photo by Nikkan Sports/AFLO――今大会最大の注目カード、朝倉海選手と堀口恭司選手のバンダム級タイトルマッチについて、髙田さんの注目ポイントを聞かせてください。

「このカードは『黙って見ておけ』というくらい、飾る必要のないドラマティックなストーリーがあります。前回の対戦では、試合開始68秒で朝倉海選手がKO勝ちを収めました。この2人があれから日々進化している姿を見ていると、内容の予想は立てづらいところですが......まずはスタンドでの攻防が中心になるのではないでしょうか。

 お互いにチャンスがあれば一気に仕留められる決定力を持っているので、序盤に勝負が決する可能性も十分にあります。でも、両者がすべてを出し切って判定にもつれ、5分3ラウンドの試合を存分に堪能できたなら、それもファンにとっては『ご馳走』ですよ。どんな展開になるにせよ、この試合は理屈抜きに楽しんでもらいたいですね」

――前回の対戦から1年4カ月が経ちました。その間、堀口選手はケガで長期離脱し、朝倉選手もマネル・ケイプ選手に敗北しています。両者の気持ちの面で、どのような変化があると思いますか?

「深層心理はわからないですが、堀口選手から見ると1年4カ月のブランク明けの復帰戦で、もっとも勢いのあるチャンピオンと戦うことになります。こんな選択は普通なら誰もしませんよ。これは『失ったチャンピオンの座に一刻も早く戻る』という、強い思いを持った彼ゆえの選択だと思います。