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燃えろ!新日本プロレス。史上初の
東京ドーム2連戦は激熱カード満載! (4ページ目)

  • 大楽聡詞●文 text by Dairaku Satoshi

●1月4日 第1試合&1月5日 第1試合
獣神サンダー・ライガー引退試合

 1989年4月、「平成」の訪れとともに鮮烈なデビューを飾った獣神サンダー・ライガーが、「令和」初となる東京ドーム大会でリングに別れを告げる。

 新時代が幕を開ける間近、2019年3月に行なわれた引退会見で、ライガーは「(引退までに戦いたい相手は)いないですね。相手が誰であっても楽しみたい。ライガーとやりたい選手がいたら、手を挙げてほしい」と語った。その言葉に応え、新日本プロレスを愛し、新日本プロレスに愛された男の最後にふさわしいメンバーが、2日連続の引退試合に華を添える。

 まず、1月4日にライガーと同じコーナーに立つのは、長年タッグパートナーを務めたタイガーマスクと、団体の垣根を超えて平成のプロレス界を盛り上げたザ・グレート・サスケ。さらに、ライガーが「このレスラーに憧れて、プロレスラーになる夢を描いた」と話す藤波辰爾の3選手。

 一方の相手コーナーには、現在のジュニアヘビー界を盛り上げる田口隆祐、ライガーと切磋琢磨した大谷晋二郎と高岩竜一。そして、ライガー自ら「あの人がいなかったら、今の獣神サンダー・ライガーはない」と断言する佐野直喜だ。

 セコンドには、2000年代にタッグパートナーとしてライガーを支えたエル・サムライ。相手コーナーにはライガーのデビュー戦の相手である小林邦昭がつく。そんな豪華カードを、かつてライガーが引退試合の対戦相手を務めた保永昇男が"特別レフェリー"として裁くことになった。

 続く1月5日には、佐野とタッグ(セコンドは師匠の藤原喜明)を組み、前日に「ジュニアヘビー級選手権」を戦う高橋ヒロム、ライガーに宣戦布告したリュウ・リー(元ドラゴン・リー)組とラストマッチを行なう。

 高橋を「新日ジュニアを背負って、あり余るくらいの素質」と評するライガーが、「本当に俺を木っ端みじんに叩き潰してほしい。それでこそライガーの引退」と話せば、高橋も「ぬるい獣神サンダー・ライガーと戦うのは俺も嫌。最後まで『怒りの獣神』でリングに上がってきてほしい」とコメント。ふたりとも"形だけの引退試合"にする気はまったくない。

 ライガーのレスラー人生が凝縮された2日間のカード。東京ドームのリングで吠える"リビング・レジェンド"の最後の雄姿を見逃すな!

■『WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』
2020年1月4日(土)15:00 OPEN/17:00 GONG
2020年1月5日(日)13:00 OPEN/15:00 GONG
会場:東京ドーム

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