燃えろ!新日本プロレス。史上初の
東京ドーム2連戦は激熱カード満載! (3ページ目)
●1月4日 第6試合「IWGPジュニアヘビー級選手権」
ウィル・オスプレイvs高橋ヒロム
ジュニアヘビー級でありながら、「G1クライマックス」でオカダ・カズチカや飯伏幸太といったヘビー級のレスラーと激戦を繰り広げた、王者のウィル・オスプレイに、久々のリング復帰となる高橋ヒロムが挑む。
「誰が、俺以外にこの最強の男(オスプレイ)に挑戦するんだ! 俺しかいねえだろ!」
11月3日に行なわれた大阪大会で、王座防衛に成功したオスプレイの"次期挑戦者"を求める声に、約1年4カ月ぶりにリングに登場した高橋が反応すると、会場のボルテージは最高潮に達した。
2018年7月のアメリカ・サンフランシスコ大会で、首を負傷した高橋は長期離脱を余儀なくされた。新日本プロレスの菅林直樹会長も「復帰まで半年以上かかりそう」と話す重症で、しばらく表舞台に姿を見せなかったため、一部ファンからは「復帰は難しいのでは......」という噂も囁かれていた。それだけに、ファンの気持ちが昂ぶらないはずがない。
11月5日に行われた第二弾カード発表会見の席上で、高橋はベルトを賭けて争うこととなった"最強王者"オスプレイについて、独特な口調でこう語った。
「『俺、オスプレイに何が勝てるかな?』って、すごい考えたんです。パワー、スピード、テクニック、跳躍力、バランス......ひとつも勝てるところがない。でも、"あきらめの悪さ"だけが俺の取り柄。それを考えたら『あれ? 勝てるかな? 勝てる!』と思いました」
一方の王者オスプレイも、「俺は今年、(新日本プロレスで)いちばん体を張って闘ってきたという自負がある。ヒロムは、復帰戦で『2019年MVP候補』の俺と対戦する」と、4度目の防衛戦に自信を覗かせた。
さらにオスプレイは会見の中で、このタイトル戦を「1.5東京ドーム大会」のメインイベントにすることを要求。実現とはならなかったが、ジュニアヘビー級を背負う覚悟に満ちた発言に、高橋も「すばらしすぎる。完璧だ。俺はずっと、ヘビーよりも上の位置でやりたいと思っている」と絶賛した。
この階級の今後を担う、熱き魂を持ったふたりの戦いは見逃し厳禁だ。
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