【国際プロレス伝・最終回】夢は続く。アニマル浜口「国際魂」の叫び (5ページ目)

  • 宮崎俊哉●取材・文 text by Miyazaki Toshiya
  • 佐野美樹、原悦生●撮影 photo by Sano Miki, Hara Essei

 僕が大切にし、道場の打ちっぱなしのコンクリートの壁に大きく書いた幕末の儒学者・佐藤一斎の言葉があります。

『一灯を提げて暗夜を行く
 暗夜を憂うることなかれ
 ただ一灯を頼め』

 僕は吉原社長に伝えたい。「あなたの孫弟子たちは、あなたがこの国で育てたプロレス、格闘技、レスリングを自らの人生の一灯と定め、力強く歩んでいます」と。

 そして、僕は信じています。「志ある者たちのなかで、国際プロレスの火は今も燃え続けている。吉原社長の夢は続いている。国際プロレスは永久に不滅だ」と。

『受け継がれる国際プロレス魂。
 国際プロレスを死なせてたまるか!
 気合ダァ、気合ダァ、気合ダァ!』

(おわり)
【連載】アニマル浜口が語る「国際プロレスとはなんだ?」

連載第1回から読む>>>

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