巨人の日本一に貢献。「eBASEBALL プロリーグ」に三刀流がいる (2ページ目)

  • ハル飯田●取材・文 text by Haru Iida

──吉田選手はeスポーツ選手としての活動に加えて、ゲームをライブ配信する活動もされています。普段の生活サイクルはどのようなものですか。

吉田 公式戦などの予定がない場合は月間で合計200時間くらい、日数で言えば365日中360日は配信をしています。ゲームが好きなので、配信以外でもかなりの時間プレーしています。あと自分の配信は必ず見返して、どんな内容が盛り上がっていたかチェックもしています。我ながら自分の配信が面白いと思って始めた習慣なんですけど(笑)。

──練習はいつ行なっているのですか。

吉田 チームメイトの都合もあって、練習は配信後の深夜から早朝に行なうケースが多くなるので、どうしても夜型の生活になります。今シーズンのプロリーグ期間()も恐らくそうなるでしょうね。配信の時間については夜間がゴールデンタイムだと思っているので、そこは変えられません。
※『eBASEBALL プロリーグ』2020シーズンは12月開幕予定。プロテストは8月24日(月)からオンラインで開始され、これを勝ち抜いた選手はeドラフト会議の候補者となり、プロ野球12球団からの指名を受ける権利を得る。

──ゲーム配信で人気を集めた吉田選手ですが、eスポーツの大会などへの出場を始めたきっかけは何でしたか。

吉田 当初は一人プレーのゲームが中心だったのですが、友人からFPS(主人公本人視点のシューティング)に誘われてプレーしてみたら意外と上手くできたんです。それでチームを組んで大会に出たら、上手い人とチームを組むこと、上手い人と戦うことの面白さを感じて、いつか大会に出て活躍したいなと思うようになりました。

──その「いつか」が『スプラトゥーン』の発売のタイミングだったんですね。

吉田 ほかのゲームではどうしても経験の差が生まれてくるのですが、元々ゲームの上達スピードには自信がありましたから、新規タイトルならチャンスがあると思っていました。発売されたばかりのスプラトゥーンをプレーしてみたら手応えもあったので、「これだ!」と思ってかなりの時間やり込みました。

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