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【男子バレー】ネーションズリーグ8連勝をもたらした二枚看板 西田有志と宮浦健人、それぞれの成長 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Yoshiyuki Komiya

【代表復帰でチームに活力】

「練習が始まる1時間半から2時間前に体育館へ来て、ランニングとかアップを始めて準備運動をするんですが、これが"練習を100%でするための1時間半"。チーム練習では重心管理、ジャンプの仕方とかを、練習から100%(の力)で入れるようにしています。すべての時間を注ぎ込み、リカバリーも含めたら10時間以上。家でも、空気圧迫(マッサージ)や水素(吸入)を1時間以上かけてやっています。最後に体を動かしながら自分と向き合って終わるメニューですね」

 そうやって開幕を迎えた西田は、SVリーグチャンピオンシップで所属する大阪ブルテオンを見事に優勝へと導いた。チャンピオンシップMVPも受賞。ファイナルのサントリーサンバーズ大阪戦で、エースを連発してチームに流れを呼び込む姿は強烈で、試行錯誤の賜物だったと言えるだろう。無回転で唸りを上げたボールは、レシーバーには悪夢そのものに映ったはずだ。

 その西田が今年は代表活動に復帰し、チームは明らかに活力を得ている。復帰後初のウクライナ戦ではチーム最多得点で、ストレートでの白星に貢献。また、17年ぶりの公式戦勝利になった強豪ポーランド戦では、1セット目の拮抗した場面でエースを決めて、チームに流れをもたらした。磨き上げたサーブの軌道は、世界トップの選手でも読めない。スロベニア戦も、石川に次ぐ17得点と、猛威を振るっている。

 そして、オポジットが西田だけではないところが、8連勝で無敵を誇る日本の強さだ。

 昨年のVNLでは、西田不在もあって、宮浦が日本のオポジットとして戦っていた。堂々たるプレーで、VNL世界ベストアタッカーランキングで4位に入った。

「自分にとってはすばらしい経験でした」

 宮浦はこの時のことをそう振り返っていた。

「全試合に出場して、よかったところ、よくなかったところはあったのですが、もっとよくするために常に考えて、できるようになったところも多いと思います。そこは"1年前の自分よりも成長できた"と感じることができました。今まで継続してきたことがつながり、新たに必要な部分も見えて、それにトライしてキャパ(キャパシティー)を増やさないとなって」

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