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西田有志、18歳で衝撃の代表デビュー。
強豪・イタリアの指揮官も警戒 (2ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari

 当時の西田は、Vリーグの戦いを経ての自身の成長について次のように語っている。

「考え方が変わりましたね。高校までは『自分が思い切りスパイクを決めるだけでいい』と思っていました。でもVリーグに入ってからは、スパイクを打つにしても、どういうコースに打つのか、どうワンタッチをとって外に出すのか、などを考えるようになりました。いろんな1点の取り方があると思えるようになったところが、成長したと思います」

 いきなりシニア代表に選ばれたことについては、「驚きしかなかった」という。

 西田はユース時代、アジア選手権では出場機会に恵まれず、世界選手権でメンバー落ちした悔しさから、「ほかのユースの人たちより早くシニアに行く」という目標を立てていた。そのための努力は惜しまなかったが、「まずはジュニアからだろう」と思っていたため、"飛び級"でシニアに選ばれることは予想していなかった。

 初めてシニア代表で練習を行なった西田は、第一印象が「話しやすい人でした」という中垣内監督について、「現役時代、自分と同じポジションで活躍された方ですし、いろんな視点からアドバイスをしていただいています」と笑顔で語った。

 一方の中垣内監督は、「将来的には、西田にはサーブレシーブもできるポジションでプレーしたほうが、可能性は広がると思う」とコメント。それを直に伝えられたという西田は、「期待してもらえているということ。スタッフの方たちが思っている以上の選手になりたい」と意欲的だった。

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