18歳の点取り屋、西田有志が
柳田・石川の背中を追って急成長 (4ページ目)
背番号が32から11に変わり、心機一転
――Vリーグデビューしてからわずか半年で全日本に定着しましたが、現在の自分をどう評価しますか?
「まったく満足はしていません。高校生のときとはまったく違う景色になって、自分の立場を考え直すときもありました。先日、海外で試合を行なうジュニアチームを見送る機会があったんですけど、『ユースチームに落選した僕が、今はジュニアを見送る立場になったんだ』と、あらためて実感しましたね。『この選手たちに抜かれるわけにはいかん』と身が引き締まりました」
――9月の世界選手権では、ネーションズリーグで戦った相手もさらにギアを上げてくると思います。
「今までの戦い方は通じないと思います。各国がベストメンバーで臨んでくるのに対して、今の僕のバレーがどこまで通用するのかを見極めながら、アクセントをつけて戦っていく。そこを疎かにしたら、僕のバレー人生に先はないと思っています」
――中垣内監督は、西田選手の身長も考慮して、レフトやライトでの起用も考えているとのことですが。
「サーブレシーブもするライトが、僕に一番しっくりするポジションだと思います。レフトは競争が激しいですし、サウスポーという特徴を生かせるのもライトなので。でも、どこのポジションでの起用になっても、全力で取り組むのみです。世界選手権でも思いっきり暴れてきます!」
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