柳田将洋がVリーグでリベンジ宣言「そして、海外にも出ていくべき」 (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  大森 大●写真 photo by Ohmori Dai


──オリンピックは見られましたか? 世界のバレーをどう見ましたか?

「オリンピック、見てましたよ。テレビじゃなくて、NHKのアプリで。

 五輪レベルになると、どこも強くて......。ただ、どういうコンセプトでバレーをやっているのか注目しました。何回も見直しても、戦術的にわからないところが出てくるんです。

 たとえば強い国同士がやると、レセプションがきれいに返り、強いスパイクが打たれる。その中で、どうブレイク(サーブ権があるときに得点)するか。こういうとき、どういう戦術を採用しているのか気になります。ひとつひとつのプレーがすごいのは当たり前なんで」

──現地に見に行こうとは思わなかったのですか?

「見に行きたかったですけど、そんなお金もなく......(笑)。あとは体づくりをやらなきゃという気持ちもあって。五輪の雰囲気を現地で感じたかったのですが、僕は体づくりを採ったということです」

──あらためて、東京五輪はやはり目指す場所ですか? 

「もちろん、目指す場所のひとつとして光り続けている。(周りの)みんなも上手いのですが、頑張ります」

──その東京五輪までに克服しないといけない課題はどんなところですか?

「海外との差を埋める。それに尽きる。海外への免疫をつけること。それをもっとやらなきゃいけない」

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