2016.07.10

石川祐希、再びイタリアへ。
「海外でプロになるのも道のひとつ」

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  坂本 清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

 バレーボール男子全日本代表のエース、石川祐希(20)が8日、中央大学で記者会見し、2回目の海外挑戦を行なうことを発表した。形式は前回と同じく12月のインカレ(全日本大学選手権)終了後から3月31日までの短期派遣。派遣先は昨シーズンセリエA8位のラティーナだ。オリンピック世界最終予選(OQT)の後、初戦で対戦したベネズエラ代表監督で、今季からラティーナの監督に就任するビンチェンツォ・ナッチ氏から直接オファーを受けた。

この冬、2度目の海外挑戦することを表明した石川祐希

 石川は昨年のワールドカップ終了後にも、「また海外に行きたい」と中大・松永理生監督に相談していたが、オリンピック世界最終予選にベストを尽くすため、全日本活動に集中するよう説得されて、昨シーズンはあきらめた。今季はOQTの結果にかかわらず必ず行こうと決心していたが、五輪切符を逃したことで、その思いはより強固になった。

「高さとパワーは海外でなければ味わえない。リオ五輪に行けなかったことはダメージも大きいが、東京に向けて再スタートを切りたい。東京五輪では、一番上を目指す」

 石川はこう意気込みを語った。

 前回と違うのは、石川の意識と契約期間の柔軟性だ。前回は初めての海外修行と言うことで「挑戦」「経験」することが第一目的だったと石川は言う。今度は「経験」に終わらず、スタメンとして出場し、結果を出したいという意識に変わった。