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【女子バレー】新鍋理沙・岩坂名奈、21歳コンビが語る「五輪への思い」 (2ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

岩坂名奈 90年、福岡県生まれ。東九州龍谷高を経て久光製薬スプリングスへ。187cm岩坂名奈 90年、福岡県生まれ。東九州龍谷高を経て久光製薬スプリングスへ。187cm――中国戦の後は、スタメンから外れる試合が続きましたが、ドイツ戦では復活して打ちまくりました。復活のきっかけは何だったのでしょう。

新鍋「ドイツ戦の前の練習のときに、自分の打ちたいように打てない、思うように打てなくて、焦りというか自分にイライラしていたというか、そんな感じだったんです。そんなときに眞鍋監督に声をかけられて。『何を考えて打ってるんや』と。それで、考え込んでしまって答えられなかったんです。そしたら、『考え過ぎや!』とひと言。それでふっきれました。その日はスタートじゃなかったんで、ベンチで見ながらだったんですけど、『次、行くぞ』と言われて、今まで思うようなプレイができなかったのに、またチャンスをいただけたんだ、と。だから、眞鍋さんに言われたようにいろいろ考えすぎず、思い切ってやろうと思って。ほんとに何も考えずに、ただ思い切りやりました」

――岩坂さんは、モントルー大会でベストサーバーになったのに続いて、ワールドカップではベストサーバー部門で2位、ベストブロッカー部門では5位という数字を残しましたね。

岩坂「ブロックとかは、コーチの人に練習につきあってもらって、相手のコースを少しでもふさぐように練習してました。ブロックが流れてたら、後ろの人から指示をもらって修正しました。そういう風に練習したことでああいう結果に繋がったので、自分だけの力じゃないんです。ブロックにしろ、サーブにしろ、結果を残すことができたので、しっかり次につながるようにしないといけませんね」

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