錦織圭のアドバイスで待望のトップ100入り 内山靖崇「もらったメッセージは、悩んだ時に元気が出るおまじない」 (3ページ目)
【すごい長文のメッセージをくれた】
錦織と内山は長い付き合いで、若い頃から「一緒に食事に行ったり、かわいがってもらっていた」という。ただ、性格的なものもあるのだろう。内山は錦織に、助言を求めることは少なかったという。
「テニスの話をよくするようになったのは、2018年くらいからです。僕も年齢を重ね、いろいろ経験もして、ようやくテニスの話や質問もできるようになった頃でした。それまでは、自分の技術や持ち味などに自信がなかったんです。
それが2018年に、ATPチャレンジャーの大会ですごく攻撃的に行ったら全部うまくいって、優勝できたことがあったんです。その少し前に圭くんといろいろと話をさせてもらった時、『絶対にうっちー(内山の愛称)は攻撃的なプレーをしたほうがいいよ』と言ってもらえたことが始まりで、そこから自信を持って攻められるようになったんです」
そこで生じたいい流れが、さらに加速したのが2019年1月。オーストラリア・ブリスベンで開催されたATPツアー大会でベスト8に躍進した時だ。
「あの大会には圭くんも出ていたので、ずっと一緒にいて、話す機会が多かったんです。『この選手との対戦では、どうしたらいいですか?』と聞いたら、ものすごく細かく相手の情報を教えてくれるんですよ。
そのおかげもあって予選から勝ち上がり、2回戦ではカイル・エドムンド(イギリス/当時14位)にも勝てた。準々決勝の相手はジェレミー・シャルディー(フランス)で、ここに勝てば準決勝で圭くんと対戦できたんです。
ただ、シャルディー戦はマッチポイントまで行ったんですが、結局、ファイナルセットのタイブレークで負けてしまって......。1ポイント差で勝利を逃し、ツアーの準決勝で圭くんと対戦するチャンスを逃しました。
結局、圭くんはシャルディーにも簡単に勝って、ブリスベンで優勝したんですね。その時に僕が『おめでとうございます』と連絡したら、すごい長文のメッセージをくれたんです。
当時の僕の世界ランキングは180位くらいだったんですが、『今週のプレーをしていたら、絶対にトップ100を切れるよ』と。『あのプレーを見たら、正直、うっちーと試合するのが怖かったわ』みたいにも書いてあって。僕からしたら、そんなわけないでしょと思いながらも、めちゃくちゃうれしかったですね」
その時を思い出し、とろけそうに内山が笑う。
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