錦織圭に「まじ強い」と言われてちょっと興奮した伊藤竜馬 「嫉妬とか一切なく」純粋に尊敬していた (4ページ目)
圭の3回戦は、会場で生観戦しました。その後に僕は、当時拠点としていたドイツに戻って練習していたんです。なので、全米オープン2週目の試合は、ドイツのテレビで見ていました。
たしか4回戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に勝って、準決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に勝った。『おおっ、 また勝つやん! これ優勝するんじゃないの!?』みたいな感じで、テレビの前でめっちゃ鳥肌立ちましたね」
日本人選手が初めて、グランドスラム・シングルスの決勝の舞台に立った日──。それは伊藤さんにとっても、テレビモニターに映るセンターコートが自分の足もとと地続きだと思えた時でもあった。
(つづく)
◆伊藤竜馬の視点(3)>>「同じ練習メニューを繰り返しやることは少なかった」
【profile】
伊藤竜馬(いとう・たつま)
1988年5月18日生まれ、三重県員弁郡北勢町(現・いなべ市)出身。9歳からテニスを始め、大阪・長尾谷高時代は数々の国内ジュニアタイトルを制し、2006年にプロ転向を表明する。2008年からATPツアー参戦を開始し、2011年の全米オープンにてグランドスラム初出場。2012年のロンドンオリンピック日本代表に選出される。2024年4月に現役引退を発表し、10月でラストマッチを終える。ATPランキング最高60位。ATPチャレンジャー通算7勝。身長180cm。
著者プロフィール
内田 暁 (うちだ・あかつき)
編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。2008年頃からテニスを追いはじめ、年の半分ほどは海外取材。著書に『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)、『勝てる脳、負ける脳』(集英社)など。
【写真】日本女子テニス「6人のティーンエイジャー」フォトギャラリー
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