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望み通りのストローク戦を展開。
錦織圭が快勝で全豪ベスト8へ弾み (3ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 4回戦で錦織は、第23シードのパブロ・カレーニョブスタ(23位、スペイン)と対戦する。意外にも29歳の錦織と27歳のカレーニョブスタは初対決となる。全豪期間中には、錦織とカレーニョブスタは一緒に練習したことがあった。

「対戦は初めてになりますけど、練習は何回かしたことがあります。オーストラリアでも1回戦の前に練習しました。圭は、ベースラインからフォアもバックもいいプレーをしますし、ネットにも出てきます。タフなロングマッチになるでしょう。自分にも圭に勝てる可能性が50%はあると思います。勝つには、自分のベストのプレーが必要です。アグレッシブにプレーしてポイントを支配できるといいですね。試合中ずっとファイトしなければいけないです」(カレーニョブスタ)

 おそらく激しいストローク戦が予想されるが、錦織も臨戦態勢だ。

「サーブもそれなりにいいですし、ストローク戦がすごく長くなるだろうし、自分が崩していかないと簡単には崩れない選手なので、今日(3回戦)みたいないいプレーが出てくれれば、チャンスはあると思います」(錦織)

 グランドスラム第2週に入って、今後どれだけ錦織がギアアップできるのか、そして、全豪で4回目のベスト8へ入れるのか、錦織にとっては、ここからが本当の勝負になっていく。

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