2019.01.20

望み通りのストローク戦を展開。
錦織圭が快勝で全豪ベスト8へ弾み

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

全豪OPで、2年ぶりに4回戦進出を果たした錦織圭 第8シードの錦織圭(ATPランキング9位、1月14日づけ/以下同)は、全豪オープン3回戦で、ジョアン・ソウザ(44位、ポルトガル)を、7-6、6-1、6-2で破って2年ぶりの4回戦進出を決めた。全豪オープンでは7回目のベスト16になる。

 今回の全豪では、1回戦も2回戦も5セットの厳しい戦いを強いられた錦織だったが、ようやくストレート勝ちを収めて、「3セットで勝てたことは、自分の体にとってはもちろんいいことです」と安堵の表情を浮かべた。

 3回戦では、オーストラリアサッカー・Aリーグのメルボルン・ヴィクトリーに所属する本田圭佑が、錦織の応援に駆けつける中、第1セットはお互いサービスブレークが1回ずつでタイブレークに突入し、錦織は一度もリードを許すことなく、3回目のセットポイントを制してセットを先取した。

「1セット目は、かなり競ってどっちが取ってもおかしくないセットだったので、硬さはちょっとありました」

 このように錦織は振り返ったが、グランドストロークは深く、ソウザの浅いボールに対してはベースラインからコートの中へステップインして、早いタイミングで打っていった。ソウザは、ベースライン後方へ下がらされることが多くなり、次第に錦織のペースについていけなくなった。

「2セット目からは、スイングがしっかりできていた」という錦織は、第2セット以降一度もサービスブレークを許さず、ソウザを圧倒した。

 3回戦の前に錦織が、「もうちょっとストローク戦をしたいですね。ラリー戦で自信がついてくれば、さらに気持ちがよくなると思う」と望んでいたように、3回戦では多くのラリーをすることができ、フォアウィナー19本を含む34本のウィナーを決めた。