2018.06.21

錦織圭、ミスミス2回戦敗退。
ケガは問題なしもウィンブルドンに不安

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by AFLO

 芝シーズンの初戦であり、ウィンブルドン前哨戦となるゲリー・ウェバー・オープン。2回戦で、世界ランク36位のカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦した錦織圭(世界ランク27位)は、ストレート負け(2-6、2-6)で敗退。7月2日(日本時間)に始まるウィンブルドンに、不安の残る形で向かうことになった。

ゲリー・ウェバー・オープン2回戦でカレン・ハチャノフにストレートで敗れた錦織圭 1回戦では、昨年の大会準優勝者であり、世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク34位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)にストレート負けを喫する波乱があり、あらためて芝の難しさを感じさせた。

 錦織のサーブで始まった試合は、4度目のデュースをハチャノフがモノにし、第1ゲームからブレークを許してしまう。第3ゲームは3度のデュースの末に何とかキープし、第5ゲームはストレートでキープしたものの、第7ゲームはミスから再びブレークされて第1セットを落とした。続く第2セットも、第1ゲームでまたもブレークを許し、第1セットと同じ展開となる。結局、自らは最後までブレークできないまま、あっけなく敗れた。

 試合後、敗因について問われた錦織は「今日は単純にあまりにも多くのアンフォースト・エラーを犯してしまった」と、自らのミスを真っ先に挙げた。データを見ると、この試合で錦織が犯したアンフォースト・エラーはハチャノフより7つ多い32。「特にフォアのミスが出ていた」と本人が語るように、フォアでは相手より8つ多い20のアンフォースト・エラーを犯していた。

 立て直したかった第2セット最初のゲームでブレークを許すと、続く第2ゲームの最初のポイントで、ハチャノフの時速169kmのセカンドサーブのリターンをネットに引っ掛け、ラケットを地面に叩きつけるそぶりを見せた。結局は思いとどまった錦織だが、場内は大きくどよめいた。