大坂なおみ、大胆に公言。
「来年にはグランドスラムで優勝したい」 (2ページ目)
―― 全仏の結果に落胆したと言っていましたが、3回戦ではシモナ・ハレプ(ルーマニア/当時6位)相手にフルセットのいい試合をしました。それでもやはり、勝たなくては意味がないと感じたんですか?
「そうではないけれど......勝つチャンスがあったから。第2セットの第1ゲームで、大失敗したボレーがあって......。あれが決まっていれば、と思ってしまったの」
―― 自分の過去の試合を振り返る機会は多いですか? たとえば、勝った試合の映像を見ていいイメージを持とうとしたり。
「それほど多いわけではないけれど、映像を見る場合は、勝った試合はほとんど見ないかな。見るのは、負けた試合ばかり。負けた試合を見て、客観的に分析することはあります」
―― あなたはいつも、コートに立てば相手の年齢もランキングも関係ないと言っています。そのようなメンタリティは、どこから来たと思いますか?
「私は子どものころから、自分より年上の相手と対戦することが多かったから。それに両親はいつも、『勝ち負けを気にすることはない』と言い続けてくれました。楽しむことが何よりも大事だとも教えてくれた。もちろん、負けたらすごくガッカリするわ。当然、勝つことは楽しい。でも、負けたからといって、世界の終わりではないという思いがあるの」
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