「大会中もトレーニング」。フィジカル強化の錦織圭が全仏3回戦へ (4ページ目)
3回戦で、錦織はフェルナンド・ベルダスコ(52位、スペイン)と対戦する。2009年4月には、自己最高の9位を記録した32歳のベテランだ。4月にクレー前哨戦となるATPブカレスト大会で、ツアー通算7個目のタイトルを獲得し、調子を上げてきている。対戦成績は、錦織の1勝2敗で、クレーでは2012年ATPバルセロナ大会準々決勝で対戦し、錦織が途中リタイアで負けている。ベルダスコは、左利きのトップスピンのきいたフォアハンドストロークが最大の武器で、錦織は2回戦とはまったく異なるストローク戦になると警戒する。
「(ベルダスコは)ストロークは重く高いボールで、ラファ(ラファエル・ナダル)みたいなプレースタイル。2回戦よりは、自分のより早いペースに持っていきたいけど、タフな相手ですね」
ラウンドを勝ち上がるにつれて、対戦相手のレベルも上がり、当然厳しい試合が予想されるが、今の錦織なら特に体力が必要とされるローランギャロスでも、存分に実力を発揮できるはずだ。
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