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世界12位のラグビー日本代表が欧州6カ国と総当たり 迎え撃つは北半球を代表する「6人のレジェンド」 (4ページ目)

  • 齋藤龍太郎●取材・文 text by Ryutaro Saito

【名門イングランドから初勝利なるか】

 その近年のウェールズにおいて、26歳のFLジャック・モーガンは並外れたリーダーシップでチームを引っ張ってきた存在だ。

 昨年はケガに悩まされて日本代表戦3試合すべて欠場したが、モーガンが入ったウェールズはそのアグレッシブなプレーによって誇りを取り戻し、別のチームへと変わる。現在はスキッパー(キャプテン)から外れているものの、機動力に長けて鋭いタックルやスティールで状況を一変させる能力は警戒しなければならない。

 欧州2戦目の11月15日に対戦するイングランド(同6位)は、北半球で唯一ワールドカップ優勝を果たしている(2003年大会)ラグビー発祥国だ。エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)も指揮官として手腕を振るい、2019年のワールドカップは準優勝。スティーブ・ボーズウィックHCに代わった2023年大会は3位と、常に世界のトップ争いに絡み続けている。

 今年のシックス・ネーションズは本来の力を出し切れず、まさかの5位と低迷した。しかし、日本代表は敵地で厳しい戦いを強いられそうだ。注目はジョーンズ前HC時代に見出された27歳のSO/FBマーカス・スミス。圧巻のランニングスピードや正確なキックで、最古の伝統を誇る代表チームでモメンタム(勢い・流れ)をもたらすプレーヤーだ。

 器用さと能力の高さゆえに、リザーブの最終兵器として試合途中から求められたポジションに入ることも多い。ゲームを彩るインパクトプレーヤーとしてチームにポジティブな影響をもたらす外せない存在だ。日本代表とは2022年、2023年、2024年に2回、計4度も対戦し、いずれも快勝を収めている。今大会も存分にスミスの能力を生かしてくるだろう。

 そしてネーションズチャンピオンシップ総当たり戦、11月21日に対戦する最後の相手はスコットランド(同7位)。イングランドとともに1871年に初めて代表チーム同士によるテストマッチを行なった伝統国だ。

 ラグビーワールドカップではなかなか上位に絡めていないものの、近年開花したアタッキングラグビーを武器にシックス・ネーションズでは中位をキープ。上位喰いを得意とするダークホースでもあり、当然ながら日本代表としても警戒を要する相手である。

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