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世界12位のラグビー日本代表が欧州6カ国と総当たり 迎え撃つは北半球を代表する「6人のレジェンド」 (3ページ目)

  • 齋藤龍太郎●取材・文 text by Ryutaro Saito

【フランスのレジェンドと国立で対決】

 シックス・ネーションズ2連覇中の「現・欧州王者」フランス(同4位)も、大会初代チャンピオンになり得る強豪だ。

 6月末まで国内大会「TOP14」が催されていた関係により、その上位チームに所属している代表の常連選手は休養優先で、ネーションズチャンピオンシップ開幕時点では代表に招集されていなかった。しかし、そのTOP14で4連覇という偉業を成し遂げたトゥールーズからSHアントワーヌ・デュポンやSOロマン・ヌタマックといった主力の追加招集が6月28日に発表された。翌29日にはデュポンの代表合流が急遽キャンセルされたが、それでもフランスの脅威は揺るがない。

 そのアタックを統率するのが、27歳のSOマチュー・ジャリベルだ。司令塔として高く評価され続けてきた一方で、代表2〜3番手のポジションに回って長らく不遇の時代を過ごしてきたが、ようやくチームの信頼を勝ち取って10番に定着した。

 今年のシックス・ネーションズでも精度の高いパスやキック、卓越した状況判断力を存分に発揮し、大会連覇の立役者となった。今大会は日本代表だけでなくニュージーランドやオーストラリアとの対戦も控えており、南半球の強豪に勝つためにはジャリベルの圧巻のパフォーマンスが必要不可欠だ。

 続いては、日本代表が11月の大会後半戦で対戦する3チームのレジェンド級プレーヤーについて触れていきたい。現時点で公開されている7月のスコッドを基準に見ていくとしよう。

 伝統国の一角であるウェールズ(同11位)は欧州ラグビーを象徴する存在だが、世界ランキングにも表れているように近年は低迷している。2021年のシックス・ネーションズは優勝したものの、直近3大会は最下位に沈んでおり、「レッドドラゴン」の愛称で恐れられた強さを取り戻そうとしている最中だ。

 昨年、日本代表はウェールズと3度対戦して1勝2敗。負け越してはいるものの、試合内容はほぼ互角だった。11月の3連戦はいずれも日本代表にとって厳しいアウェーゲームとなるが、11月8日のウェールズ戦は金星を狙う大きなターゲットと言えるだろう。

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