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「日本代表でひとりだけポテンシャルが違っていた」21歳のメイン平が初のジェイミージャパンで感じた衝撃 (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

 そこでも自分らしいプレーができたことで、日本代表に上げてもらえたのだと思います。こんなにも早く初キャップが取れるとは思ってなかったので、めちゃくちゃうれしかったです! 両親も秩父宮ラグビー場に見に来てくれたので、いい親孝行ができたかなと」

── 日本代表に昇格し、故郷・宮崎での合宿にも参加しました。

「僕は宮崎空港の近くに住んでいましたので、降り立った空港の景色は見慣れているはずなんですけど、緊張していたからなのか何かちょっと違って不思議でした。小さい頃から、時間があれば宮崎での日本代表合宿を見にいっていましたから。

 だから、その同じ場所に立てたのは、とてもうれしかったですね。実家にはマツさん(松島幸太朗/東京サンゴリアス)、中村亮土さん(東京サンゴリアス)、田村優さん(横浜キヤノンイーグルス)、リーチ(マイケル/東芝ブレイブルーパス東京)さんと一緒に撮った写真を飾っています」

── 初の日本代表合宿で得たことは?

「練習に対する姿勢、練習前の準備、そして練習外でのプレー映像分析など、プロフェッショナルな環境に入れさせてもらいました。それがブラックラムズに戻ってきてもスタンダードになったので、僕のなかでの意識は変わりました。

 特にリーチさんは代表で長年活動されている方なので、まさにその経験を背中で語るような存在でした。あと、BKではCTB(センター)ディラン・ライリーさん(埼玉ワイルドナイツ)のスキルが高くて、フィジカルもスピードもあって、本当にすごかったです。日本代表のなかでもひとりだけポテンシャルが違っていましたね」

── 日本代表に選ばれているSO(スタンドオフ)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)選手とは同い歳で、仲もいいそうですね。

「そうですね。記事で『ライバル関係』と書かれたりもしますが、全然意識はしていませんし、普通の友だちです(笑)。でも、彼の活躍は励みにはなりますね。ふたりでいつか一緒に(日本代表として)出てみたいです!」

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