2023年ラグビーW杯で活躍必至のリーグワン外国人スター選手たち。南アフリカ代表の人気者もやってきた (3ページ目)
【ディビジョン2にも大物来日】
昨季5位のトヨタヴェルブリッツには、イングランド代表70キャップのLOジョー・ローンチブリー(31歳)が入った。身長198cm体重126kgの大型LOで、フィジカルラグビーをウリにするウェルブリッツFWの主力となるはずだ。
所属していたイングランドのワスプスが破産した影響で、ウェルブリッツに加入することになった。来年のW杯で日本代表とイングランド代表は対戦するだけに、リーグワンでのプレーは見逃せない。2019年の世界最優秀選手に選ばれた南アフリカ代表FL(フランカー)ピーターステフ・デュトイ(30歳)とのFWラインにも注目したい。
一方、ディビジョン1昇格を狙うディビジョン2にも、強力な外国人選手が揃う。
三重ホンダヒートには2023年W杯で日本代表と戦うアルゼンチン代表のNo.8(ナンバーエイト)パブロ・マテラ(29歳)が入団した。90キャップを超えるマテラはイングランドやフランスなどヨーロッパでの経験も豊富な選手だ。
「私は成長を続ける日本ラグビーの長年のファンであり、その環境下で自身を試すことはかねてからの目標でもあった。チームやファンの方々にいい結果をもたらせられるよう、自分の役割を果たすつもりです」(マテラ)
2019年W杯ではアルゼンチン代表のキャプテンを務め、2022年はニュージーランドのクルセイダーズでプレーしてスーパーラグビー優勝にも貢献。ボールキャリアや接点で常に身体を張った熱いプレーで、三重ヒートの昇格に貢献できるか。
同じくディビジョン1昇格を目指す日野レッドドルフィンズ には、オーストラリア代表32キャップLOローリー・アーノルド(32歳)が加入した。双子の兄弟リッチーはヤマハ発動機ジュビロでプレーしていたこともある。身長208cmの身長を活かした空中戦では無類の強さを見せ、スクラムやモールの押しも強力。セットプレーで存在感を示すことは間違いない。
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