世界3位のフランス相手に昭和生まれのラガーマンが大活躍「年齢は関係ない」「足、腰、ひざ、股関節もよくなってきた」

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

W杯ベスト4に欠かせぬ昭和男

 ただ一方、ふたりは収穫も口にする。

 山中は神戸の後輩SO李と早稲田大の後輩SH(スクラムハーフ)齋藤直人(東京サンゴリアス)について、「堂々としていて、ゲームコントロールもできていて、安心感がありました。特に21歳の(李)承信は冷静で落ち着いてプレーしている。僕の21歳の頃と比べたらすごい!」と語気を強めた。

 リーチは「この夏のシリーズでは、新しい選手にテストマッチの経験をさせた。新しいキャプテン(坂手)の下、新しいリーダーグループで戦ったことは(今後に向けて)いい財産になる。前の日本代表のように『(負けたけど)いい試合』で終わる悪い癖をつけないようにしたい」と先を見据える。

 2023年ワールドカップはさらに年齢を重ねて迎えるふたりだが、まだまだ若い選手に負けない存在感を発揮している。ジョセフHCは「若い選手たちが試合に出て、経験のある選手もいるなか、バランスが取れたチームができてきた」と満足げな表情を見せた。

「年齢は関係ないし、あまり気にしていない。今が一番調子もいいですし、自分としての役割も果たせた」(山中)

「元気になってきました! 足、腰、ひざ、(2019年W杯前に負傷した)股関節もよくなってきた。まだまだ6番としてインパクトを残さないといけない。勝ちたいという思いだけ!」(リーチ)

 2023年ワールドカップで前回大会を上回るベスト4以上を達成するには、若手の台頭だけでなく、"昭和男"の活躍も必要不可欠だ。

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