2023年ラグビーW杯に向けて
サンウルブズが始動。期待の新鋭に注目! (4ページ目)
プレマッチの時も、齋藤は同世代の大学生選手たちではなく、外国人選手に積極的に話しかけていた。「スクラムハーフは味方の選手との信頼が大事」との言葉どおり、早くもサンウルブズのチームメイトの信頼を得たようだ。レベルズ戦のノーサイド後にはFWの選手に頭を何度もなでられるなど、すっかりチームの一員となっていた。
「相手の身体の大きさや環境に慣れてきた。出場した時間は全力でやれたかな。でも、やるからには先発で出たい。試合に勝る練習はないです。自分が成長した先に日本代表がある。サンウルブズというすばらしい機会をいただいたので、スーパーラグビーに集中したい」
デビュー戦に及第点を与えつつも、あいかわらず自身のプレーに厳しい齋藤は先を見据えた。
そしてもうひとり、早稲田大4年のCTB中野将伍も、わずか3分間ながら試合に出場した。ボールを持つ機会は少なかったものの、中野にとって大きな一歩となったことだろう。
「地元で応援してくれる人も多く、幸せでした。成長した姿を見せたかった。年齢とか関係なく、もっと試合に出たいです。目標は次のワールドカップに出ること。一日一日を無駄にせず、サンウルブズからチャレンジしたい」
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