リーチ マイケルが語るW杯後。体重減もトップリーグ優勝の思いは増した

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 ラグビーワールドカップの影響で昨シーズンの約2倍の観客数を記録しているトップリーグ(TL)。その盛り上がりに「トップリーグは日本代表を生で見られるチャンスです!」とアピールして貢献しているのが、いまや「日本ラグビーの顔」となった東芝ブレイブルーパスのFL(フランカー)/No.8(ナンバーエイト)リーチ マイケルだ。

今年も東芝の軸としてチームを引っ張るリーチ マイケル今年も東芝の軸としてチームを引っ張るリーチ マイケル 3度目の出場となった昨年のワールドカップについて、リーチは自身のラグビーキャリアでも「てっぺん」だったと振り返る。

 ワールドカップ終了後はテレビ出演やCM撮影など、忙しい日々が続いたという。40日ほど故郷のニュージーランド・クライストチャーチに戻ったものの、述べ240日にもわたる日本代表の活動からトップリーグの開幕に気持ちをすぐ切り替えることは難しかった。

 そこでリーチは、思い切った行動に出る。

「街で声をかけられることも増えたし、どこに行ってもワールドカップの話が続いたので、またゼロから始めないとトップリーグへ(気持ちの)切り替えができないと思った。ワールドカップのことを目の前から一度外すために、日本代表ジャージーを大事な人に渡したりして、ゼロからやり直すようにした」

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