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2023年ラグビーW杯に向けて
サンウルブズが始動。期待の新鋭に注目! (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 後半19分には、早稲田大を11シーズンぶりに大学選手権優勝に導いたキャプテンSH齋藤直人がサンウルブズデビューを果たした。

 前日、緊張している齋藤に沢木コーチは、「すでにスーパーラグビーでは(齋藤より)年下の選手が出て活躍しているぞ」とハッパをかけたという。その言葉が励みになり、「自分にもできる」と思いきりやれる要因となった。

 ペイジの突然の負傷により、ゴール前10メートルというチャンスに、齋藤はいきなりピッチに立った。そして、斎藤はワンパスでSO(スタンドオフ)ガース・エイプリルのトライを演出。「いいスクラムを組めたので、いいパスが出せました」(齋藤)。

 その後も齋藤は落ち着いたプレーでゲームコントロール。終了間際には、身長165cmの齋藤が身長196cm・体重111kgの相手FWにタックルしてノックオンを誘い、ピンチの芽も摘んだ。

「グラウンド内外で、本当に多くの学びがあります。大学生とプロ選手の意識も全然違います。(身長が)小さいとか大学生とかは関係ない。どうやってこのサイズで(相手を)止めるか、学んでいきたい」

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