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岩渕GMが語るリオのセブンズ。
東京に向けてバックアップ強化を (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by JMPA

「システム自体は理事会で作りました。(最終的には)20人くらいとは思っていますが、4位に入ったからといってすぐにうまくいくとは思えないので、いろんな方の協力を得ながら前に進めていかないといけない。周囲の環境も含めて、4年後に向けてもっと整える必要があります」(岩渕GM)

 女子は残念ながらワールドシリーズのコアチーム(全大会に優先的に参加できるチーム)から降格したものの、男子は来季コアチームに昇格し、ふたたび世界の舞台に挑む。2018年6月にはアメリカでセブンズのワールドカップが開かれ、その2年後には東京五輪が待っている。一方、15人制はトップリーグもあれば、サンウルブズもあり、そして2019年にはラグビーワールドカップも開催される。

 今回、バックアップを含めた男子の14名に話を聞くと、「2019年も、2020年も、両方出場したい」「まずはトップリーグに専念したい」「このままセブンズでがんばりたい」と、今後の希望は選手によってさまざまだ。ただ、「東京五輪でメダル獲得」という目標を実現するためには15人制と切り離し、セブンズ本体をもっと強化していくべきだろう。

 今回のリオ五輪を見て、「セブンズをやりたい!」「東京でメダルを目指したい!」と覚悟を決めた選手はきっといるに違いない。また、トップリーグの各チームの考え方にも、少なからず影響を及ぼしているはずだ。男子が五輪ベスト4に入った今だからこそ、東京五輪でもメダル争いができるようなバックアップ体制を確立し、そしてゼブンズの制度を整える時期が来ている。

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