2016.08.12

初五輪でベスト4の快挙。
彼らは日本セブンズの進化を証明してみせた

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by JMPA

 8月8日から11日にかけて行なわれた、リオデジャネイロ五輪での男子7人制ラグビー(セブンズ)。日本は予選プール初戦でニュージーランドに勝利(14-12)して勢いに乗り、2勝1敗で決勝トーナメントに駒を進めた。さらに準々決勝でもフランスを下し(12-7)、準決勝へと進出。そして最終日となった11日、日本は目標としてきたメダル獲得のかかる戦いに身を投じた。

国際大会で「ベスト4」という快挙を成し遂げたセブンズ日本代表 勝利すれば銀メダル以上が確定する準決勝の相手は、昨年度のワールドシリーズ(F1のように世界で戦うサーキット大会)王者で、「セブンズ王国」と称されるフィジー。個々の身体能力が高く、オフロードパス(※)を得意とする変幻自在なチームである。

※オフロードパス=タックルを受ける前に投げる通常のパスに対し、タックルを受けてから投げるパスのこと。

 日本は今大会で見せてきた粘りのディフェンスを武器に、「相手のトライを2~3つに抑えて僅差で勝つ」というゲームプランで挑んだ。だが、フィジーにマイボールのキックオフをキープされ、そのままボールをつながれて開始早々に先制を許してしまう。

 日本は相手のシンビン(※)から後藤輝也がチャンスメイクし、最後はレメキ ロマノ ラヴァがトライを挙げて、5-5の同点に追いつく。しかし、すぐにふたたびトライを許してしまい、5-10で前半を折り返した。

※シンビン=危険なプレーなどにより、一時的に試合から退出させられる制度。